2013.01.31
楽器店主催のペダリング講座を受講しました。
講師は、ピアニストで日本大学芸術学部大学院講師の堀江真理子先生。
テキスト「ペダル・テクニック 基礎編(ヤマハミュージックメディア)」を使用しながら、初歩的な段階から、様々なペダリングとその様式ごとの活用法をご指導いただきました。
私自身、幼少の頃から大学を卒業するまでピアノを習いましたが、その間、ペダリングをきちんと学ぶことが少なかったです。
皆さんはどうでしたか?
ダンパーペダル(右)は、音の響きを豊かにするもの。音を伸ばすためのものではない。
シフトペダル(左)は、音色を変えるため、演奏効果を高めるためのもの。音を小さくするためものではない。
「ペダルの概念」をきちんと捉え、指導することが大切ですね。
ペダルを踏むには、椅子の位置・高さ、座る位置が重要。
これらを感覚的に身につけることが大切。
足首を柔らかくすることも大事。
ペダルは、音色の違いを作るために踏む。
ペダルを踏まずに音を弾く。ペダル(右)を踏んで音を弾く。ペダル(左)を踏んで音を弾く。ペダル(右左)を踏んで音を弾く。
それぞれ音が完全に消えるまで響きを聴く。音のゆくえを知る。
ピアノ演奏で一番大切なことは、集中力。
自分の音をよく聴くことが重要。
他にも、時代時代のスタイルに合わせた弾き方、ハーフペダル・1/4ペダル・1/8ペダルの踏み方、アクセントペダル(リズムペダル)・アーティキュレーションをより強調するためのペダル奏法などなど。
ペダリングを再認識したことで、自分自身の演奏やピアノ指導に生かすことができると思います。
ピアノテクニックは、手(指)・足・耳と美しいものを探求する心を磨くことで真のテクニックになる…というお話しでした。